トヨタが市販型FCバスを発表 その名も「SORA」

■燃料電池バスの市販型は”SORA”

 トヨタが以前より実証実験を行っていた燃料電池バスの市販型となる”SORA”を発表した。国内で初めて型式認証を取得し、販売店などを通じバス事業者への販売が行われることになる。2020年の東京オリンピックに向けて、100台以上の燃料電池バスが東京に導入される予定だ。

 車名の”SORA”は地球の水の循環を表し、”Sky” “Ocean” “River” “Air” の頭文字をとったもの。600Lの容量をもつ高圧水素タンクを持ち、路線バスとしての航続距離などの課題もクリアしている。

 またFCVならではのスムーズな加速も持ち味で、いろいろな人が乗るバスだけに、乗客にも優しいバスになりそうだ。災害時の電源供給機能なども持ち合わせており、今後の展開にも期待したい。以下にトヨタ”SORA”の概要をプレスリリースから引用したい。


  トヨタは、人々に寄り添い、皆がそれぞれの可能性にチャレンジできる社会づくりへのサポート を通じて、お客様の生活や社会全体の向上や改善に貢献したいという決意を込め、自動車会社からモビリティサービス会社への変革を目指すグローバル企業チャレンジ「Start Your Impossible」 を開始しました。

 「SORA」の開発にあたっても、お客様に移動の自由を提供し、街のアイコンとして 親しまれるバスを追求しました。社会のために働くクルマであるからこそ、環境に配慮するとともに、災害時に電源として利用できる「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用しました。

 「SORA」に乗っていただくこと で、すべてのお客様にとって「移動」がチャレンジするための障害ではなく、夢を叶えるための可能性になってほしいとの想いから、人を中心に考えたユニバーサルデザインと機能を採用しました。

車内も乗客の利便性などを追及している
車内も乗客の利便性などを追及している

【高い環境性能と FC ならではの嬉しさ】

・燃料電池自動車「MIRAI」向けに開発した「トヨタフューエルセルシステム」を採用し、走行 時に CO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と、騒音や振動が少ない快適な乗り心地 を実現しました。
 
・大容量外部給電システムを搭載しており、高出力かつ大容量の電源供給能力(最高出力 9kW、 供給電力量 235kWh)を備えており、災害時に電源としての利用が可能です。
 
【すべての人がより自由に移動できるための、ユニバーサルデザインと機能】

 ・自動格納機構付き横向きシート(日本初)
未使用時には自動的に格納されるシートを採用し、ベビーカーや車いす利用者と一般利用者 の居住性を両立させました。
 
・視界支援カメラシステム(バス周辺監視機能)
車内外に配置した 8 個の高精細カメラの画像を運転席モニターに表示。さらに、バス停車時に は周囲の歩行者や自転車などの動体を検知し、運転手へ音と画像で知らせる「視界支援カメラ システム」を搭載し、安全性を向上させています。
 
・加速制御により、安全性を向上
モーター走行により変速ショックがないことに加え、急加速を抑制し緩やかな発進を可能と する加速制御機能を採用し、車内で立っているお客様の安全性に配慮しました。 
 
【デザイン】
・従来の路線バスに見られる六面体(箱形)から大きく異なる立体的な造形を追求し、前後ランプ に LED 採用、一目で FC バスとわかる特徴的なデザインとしています。
 
 

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