【試乗レポート】改良版デミオは”初期型オーナー”の心を大きく揺さぶる進化ぶり!

2016年10月に年次改良を受けたデミオ。外観こそ大きな変化はないものの、その中身はマイチェンに匹敵するほど魅力的な改良ばかり。今回は初期型モデルのデミオオーナーの鈴木直也氏がその進化具合をチェックする。

文:鈴木直也/写真:藤井元輔

Boosterpackdepot2017年1月10日号


改良版デミオのポイントをおさらい

試乗レポートに入る前に、今回の改良ポイントを簡単におさえておこう。

1. Gベクタリングコントロール搭載

2. 操安性と乗り心地を改善して進化

3. アダプティブLEDヘッドライト搭載

なかでも「Gベクタリングコントロール」を搭載したことで乗り味がどう変化したのか大いに気になるところ。鈴木直也氏の評価はどうだったのだろうか?


手前がマイチェンモデルで、奥が改良前のモデル。外見変更はごくわずかだ

改良版デミオのポイントをおさらい

私事で恐縮なのだが、ボクは現行デミオのXDをデビューと同時に購入して、約2年にわたって自分の足としてきた。このチョイスは結果的に大満足で、1.5Lディーゼルターボのトルキーなドライバビリティや、Bセグの水準を超えたインテリアのクォリティなど、とてもいい買い物だったと現在でも思っている。

それだけに、初のマイチェン(マツダは商品改良といっている)を受けたデミオには期待するところ大。ふだん以上に興味津々の試乗となったわけだ。

今回の商品改良の内容は、パワートレーン系ではDE精密過給制御やナチュラルサウンドスムーザーの採用、シャシーまわりではGベクタリングコントロールなど、アクセラなどから始まった一連の新技術の導入がメイン。好評の内外装デザインなどにはほとんど手を入れず、まさに本質部分の充実をはかった、というイメージだ。

それゆえ、コックピットに収まった際の印象はふだんの自分のクルマとほぼ同じ。ヘッドアップディスプレイがカラー化されたり、ステアリングのデザインが変わったりはしているものの、大きな変化はない。


ナチュラル・サウンド・スムーザーに加え、同周波数コントロールを採用し、静粛性を向上した

しかし、走りは初期型ユーザーとしてはかなり心揺れるものがあった。

まず、最初に感じるのはディーゼルエンジンの静粛性とレスポンスの向上。これはすでに今年初めのCX-3の改良型から導入されていた技術だが、いざデミオに搭載されてみるとその効果はより鮮烈で、「ちっきしょー、よくなったなぁ」とカブトを脱がざるを得ない。

さらに、しなやかに熟成された足回りにもヤラれました。Gベクタリングコントロールの採用やブッシュのチューニング変更などで、ツッパリ感が取れて本当に素直に気持ちよく曲がる。

従来から、デミオのシャシーは国産Bセグのベストと思ってはいたけど、走りの質感をここまで高めてくるとは……。ということで、ワタクシ鈴木直也、事ここに至って、重大な決断をすることになったのであります!

次回、CX-3の試乗記に続く。

 

デミオXD ツーリング Lパッケージ (4WD)主要諸元

■全長×全幅×全高:4060×1695×1525mm/ホイールベース:2570mm/車両重量:1210kg/駆動方式:4WD/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒DOHCディーゼルターボ/最高出力:105ps/4000rpm/最大トルク:25.5kg-m/1500-2500rpm/トランスミッション:6AT/燃費:22.8km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:185/60R16(前後)/車両本体価格:222万4800円(税込み)

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