WRCのマシン素材も使用!! ヒュンダイが開発したボブスレーに迫る

 

2015年9月。ドイツで開催されたフランクフルトモーターショーで、WRCマシンと並び異彩を放つ“マシン”が展示された。それはなんと1台のボブスレーマシンである。

“ヒュンダイ”と”ボブスレー”に何の関係があるのか? そして、このボブスレーマシンはいったい何なのか? ヒュンダイモータージャパンに聞いてみると、思った以上に本格派なボブスレー開発の裏側が判明した!!

文:Boosterpackdepot編集部/写真:Hyndai
Boosterpackdepot2015年11月10日号

 

 


 

ボブスレーは五輪韓国代表用にヒュンダイが開発

編集部 もしもし。フランクフルトモーターショーでヒュンダイがボブスレー用のソリを発表したじゃないですか!? あれ、何なんですか?

ヒュンダイモータージャパン広報部(以下、ヒュンダイ) ああ、ありましたね!! 本国に確認してみますよ。

(……数日後)

ヒュンダイ もしもし。ソリの件、詳細がわかりました。ヒュンダイは2018年に韓国で行われる平昌(ピョンチャン)五輪のボブスレー代表を後援することになっていて、これは五輪のボブスレー韓国代表用に作られたものですね。

編集部 そうだったんですか!

ヒュンダイ ええ。実は今まで韓国のボブスレーマシンの性能は、他国と比べると高くなかったのですが、欧州の各メーカーに触発されて、開発に至ったということです。

空力面はクルマにも共通する部分がありますからね。

編集部 なるほど! ボブスレーといえば、フェラーリやBMWなども自国代表のボブスレー開発に携わっていましたもんね。

ヒュンダイ そうですね。9月25日には、韓国内のヒュンダイ・KIA自動車南陽研究所で、ボブスレースケルトン競技連盟の会長やボブスレー選手団などと「ボブスレー代表後援調印式」も行っています。

ヒュンダイ製ボブスレーの後端部。形状は最新の風洞設備を用い、空力的な効果も考慮のうえ設計されている

ボディはWRカーも使う炭素繊維強化プラスチックで軽量化

編集部 ほほう!! で、実際に開発しているソリはどんな特徴があるんですか?

ヒュンダイ 車体設計と空力向上技術ではヒュンダイの最先端の技術が総動員されます。ヒュンダイの最新の風洞評価施設で、空気抵抗の測定が行われ、選手がソリに乗った時に最適な空力性能を実現します。

編集部 もはやハイテクマシンですね。

ヒュンダイ はい。加えて3Dスキャン技術を積極的に活用し、韓国選手団1人1人の体型を精密に測定。

そして、その測定データをもとに最適の搭乗姿勢を実現する設計で、チームをバックアップする計画になっています。

また、WRCにも使用される軽量化素材の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)をソリ胴体に用い、重量は最低限に抑えます。

編集部 WRカーの素材まで使っているんですか!? それは五輪での好成績が期待できそうですね。

ヒュンダイ ありがとうございます。そうなれば嬉しいですね。

 


2014年開催のソチ五輪では、ボブスレー男子2人乗り韓国代表は18位という成績だった。いよいよ1年後には冬季五輪が、韓国で開催される。

平昌五輪ではヒュンダイ製“マシン”の採用で、ボブスレー韓国代表の大幅順位アップもあり得る。

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