あの大統領が語る!? 日本でのアメ車の立ち位置

渡辺トランプがマジメに語る、ニッポンのアメ車評

エスカレードのV型8気筒エンジンは、2.7トンのボディを悠々と加速させる。全幅が2mを超える巨体は扱いにくいが、これも持ち味だ。ただしサイズのわりに車内は狭い。身長170cmの大人6名が乗車して、2列目に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つぶん。3列目は膝を抱える補助席だから、北米でローグとして売られるエクストレイルのほうが快適だ。

その点でATSは常識的だが、車内の雰囲気や少し機敏な運転感覚がレクサスに似ている。両ブランドとも欧州の高級車を視野に入れ、スポーティ感覚をわかりやすく表現した結果だろう。これでは日本では売れない。日本車に似たアメリカ車など、何の魅力もないからだ。

重要なのは「アメリカ車に何を求めるか」だ。それは日本車や欧州車とは違う、大柄で大胆な外観とか、豪快でルーズな運転感覚だろう。エスカレードはそれに近いが、内装は中途半端に上質で価格は1249万円以上。これを輸入するなら、ベースとなるシボレータホのシンプルなLSあたりを半額で売るべきだ。

今のアメリカンセダンにはATSのような日本車風が増えたから、トランプ大統領のように「強いアメリカ車だぞー!」と思わせるのは、SUVと、シボレーカマロ/ダッジチャレンジャー/フォードマスタングといったクーペになる。これらの思い切り安価なグレードが欲しい。

この話を以前インポーターに持ちかけたら「本国のメーカーは日本を長期的に攻略したいから、コンパクトで上質な車種を投入する」と返答された。そこがダメなのだ。日本で多く使われるクルマと、日本のユーザーがアメリカに求めるクルマはぜんぜん違う。大排気量OHVのような、細かなことにこだわらない古典的なアメリカ車が欲しい。

今回の取材では、初めてカツラを付けた。撮影が終わると、カメラマンが路面に星条旗を敷いて飲みかけのコカコーラを置き、金髪のカツラを被せた。それは今回の取材の結論だった。アメリカ車を象徴する派手なメッキグリルも、トランプ大統領が唱える強いアメリカも、後年に振り返れば金髪のカツラと同じ虚構で、もはやボトルの中のコーラの如く終焉が近いのではないか。

ならば残りのコーラを大いに楽しもう。持続可能な戦略、ATSの2Lターボなどは不要だ。V8のオプショナルエンジンを積んだピックアップなど、アメリカでしか得られない、安くて破天荒なクルマを刹那的に輸入してほしい。よし悪しは別にして、トランプ大統領のようなクルマこそ、真のアメリカ車なのだ。(渡辺陽一郎)

アメリカらしいアメリカ。まさに日本のユーザーはそれを望んでいるのかもしれない

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