圏央道と横浜北線 2つの新規開通効果の実情

 

横浜北線開通メリットも“現状では”大きくない
3月18日には横浜環状北線(生麦JCTと横浜港北JCT間)が開通した。実はこちらのメリットもそう大きくはない。

これで湾岸線と第三京浜が直結されるわけだが、この2路線はすでにほかのルートでつながっているし、途中渋滞もあまりない。近道による時間短縮効果は約10分とわずかなものだ。

ただ、3年半後(2020年東京オリンピックまで)に横浜環状北西線が開通すると、東名と湾岸線が結ばれることになる。このメリットは実に大きい。

北西線開通で所要時間は大幅短縮

 

注1)北西線の制限速度は60km/h。注2)測定ルートは保土ケ谷バイパス〜首都高速狩場線〜湾岸線。横浜青葉ICから横浜港間の所要時間は約20分短縮の見込み。出典:首都高速道路

現在、保土ヶ谷バイパスは1日20万台近い交通量をかかえて年中渋滞しているが、その並行路線が誕生することになるからだ。

しかも、ルートさえ未定の外環道南側区間の代替路線にもなる。

例えば、東京港や横浜港で陸揚げされたコンテナ貨物が、都心部や横浜市中心部を避けてスムーズに東名へ抜けられるようになるわけで、首都圏の高速道路ネットワーク強化に大きく貢献するはず。

1年後には外環道千葉県区間も開通し、外環道東京区間も2020年開通目標だ。

さすがに東京区間の目標達成は超綱渡りだが、いずれにせよ数年以内には、ドライバーにとって「行きたいところにスムーズに行ける首都圏の高速道路網が完成する」と言っていい。

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