【国沢師匠直伝】スキルも好感度もアップする運転術(3)-日常ドライブ編

【国沢師匠直伝】スキルも好感度もアップする運転術(3)-日常ドライブ編

 

国沢光宏氏に弟子入り経験がある永田氏が、厳しく指導された過去の経験を振り返りつつ、運転のスキルアップについてレポートしてきたこの企画。「第1回 イメトレ編」、「第2回 左ハンドル編」と紹介してきましたが、3回目は「日常運転編」。より安全にスムーズにクルマを運転する上で欠かせない、先を予測した運転について紹介していきます。

文:永田恵一
Boosterpackdepotプラス2016年2月18日

 

 


 

先読み運転は安全だけでなく、エコランにも通じる


今回は私が国沢師匠から学んだ日常的に使えるドラテクをいくつか披露したいと思います。

ひとつ目は「先を読んだ予測運転」です。例えば、片側2車線以上ある首都高や幹線道路で、どちらかの車線が滞っているの感じたら、早めに流れている車線に移る、といった類のことです。“先を読む”、“予測をする”には、「視点を遠くに置いて、情報をたくさん得られるようにする」ことが大事になります。

情報が入ってくれば、クルマの運転で無駄なペダル操作がなくなり、スムーズにクルマを加減速できるようになります。また、曲がる場合も、ブラインドコーナーでなければハンドルの舵角も一発で決められるようになっていきますから、「G変化の少ない運転=スムーズな運転」にも近づいていくわけです。

先を読んだスムーズな運転と密接な関連があるのが、国沢師匠が得意とするのがエコランです。エコランでは加速はダラダラとせず、スパッと目標とするスピードに到達し、巡航スピードは控えめにするといった基本テクニックが大切です。加えて、同じくらい先を読んだスムーズな運転も重要なのです。

運転席での視点を遠くに置いて、情報を多く集めることが、スムーズな運転への第一歩

例えば、巡航中流れが悪くなって先行車が近くなってきたというシーン。普通は気づいた時点でアクセルを緩め、さらに減速が必要であれば、後続車との間隔をミラーで見てシフトダウンによるエンジンブレーキで減速します。このとき交通状況の把握が遅ければ遅いほど、ブレーキによる急な操作が必要になりスムーズな運転になりせん。いっぽうで、早めに気づいていれば、エンブレ状態で減速するなど、燃費のいい運転ができるというわけなのです。

ところでブレーキといえば、回生制動があるハイブリッド車やEVのブレーキの場合、エンジン車以上にその操作や頻度が重要です。回生制動によるバッテリーへの電力の戻しを多く取るには、減速の際はアクセルオフか、長く緩いブレーキが必要になってきます。

いずれにせよフットブレーキを極力使わないという運転を心がけることで、燃料やブレーキパッドも減らさないスムーズかつエコな運転が可能になります。

先を読むことは坂道でも重要です。平坦なところから上り坂になる場合は、なるべく平坦なうちに助走するように加速しておいて、その勢いをうまく使って坂を上り切るのが理想です。下って上るような場合も同じように走れば、上り坂による燃費の悪化を最小限に抑えることができます。

愛車を傷つけないための心がけ


最後は国沢師匠から「特に広報車を借りた時に」と教えられた車体へのリスク回避テクニックです。日常的にクルマを傷つけられるリスクを抑える心がけです。

ひとつ目は、ダンプや平のトラックの後ろは走らないということ。これは砂利などの落下物でクルマが傷つくリスクがあるからです。ふたつ目は駐車場では、施設から離れてもクルマが少ないスペースに止めること。これはぶつけられるリスクを避けるためです。可能ならクルマが来ない一番隅の枠に止められれば、さらにリスクを減らせます。

いずれにせよふだんから「クルマをスムーズに運転したい」という意識を持ち、「怖い」とか「なんか嫌だ」という自分のセンサーの感度を上げていけば、おのずとリスクのない上手な運転ができるようになるはず。ぜひチャレンジしてみてください。

駐車場に止める時も、ただ漫然と空いているスペースに止めるのではなく、なるべくぶつけられないようリスクをを減らす場所を選ぶのが鉄則だ

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