【国沢師匠直伝】スキルも好感度もアップする運転術(2)-左ハンドル編

 

運転には自信があるという方も、左ハンドルのクルマを運転する機会は多くないかもしれません。本項では、国沢光宏氏に弟子入りした経験がある永田氏が、厳しく指導された過去の経験を振り返りつつ、運転のスキルアップについてレポートする。今回は、日本では特殊な運転環境となる左ハンドルについてまとめる。

文:永田恵一
Boosterpackdepotプラス2016年2月18日

 

 


 

実は楽しい左ハンドル車

最近は自動車メディアに籍に置く人でも、左ハンドル車を運転する機会はめっきり減っています。これは輸入車でも左ハンドルが減っている、つまり日本市場への対応が劇的によくなっていることの象徴ともいえます。左ハンドルというと、自動車評論家の先生のなかには「左側通行の日本に左ハンドルのまま販売するなんてけしからん」とご立腹される方も多いようです。

私の場合、最近購入した中古86まで15台ほど乗り継いできましたが、そのうちルノートゥインゴとW124のベンツW320の2台が左ハンドル車でした。実は左ハンドル車が好物です。ただ、両車ともタダでもらったものなのですが(笑)。

なぜ左ハンドル車が好物なのかといえば、弟子時代に国沢光宏師匠に厳しくシゴかれた経験がきっかけです。当時、メキシコ製空冷ビートルを左ハンドル練習車として与えられましたが、初めは私も左ハンドルが苦手でした。しかし、乗れるようになってくると左ハンドル車に乗ってほうが、「あまり人が乗っていないもの乗っている」という優越感を感じられるようになり、楽しくなってきたのです。左ハンドルのMT車というマニアックなクルマに乗ると「外車らしさ」にテンションが上がるほどになりました。

左ハンドル運転時の注意点

とはいえ、日本で左ハンドル車が特殊なクルマなのは今も変わっていませんから、注意しなければならない点がいくつもあります。今回は左ハンドル車としてベンツのAMG C63S、右ハンドル車として同じベンツのC200アバンギャルドを使って乗り比べてみました。

まず、ふつうに走っているぶんには右ハンドルも左ハンドルも大きく違うところはありません。むしろ、アメ車をはじめとした全幅が広いクルマであれば左ハンドル車のほうが路肩に寄せながら走りやすく、歩行者や自転車と接触するリスクを避けやすいというメリットがあります。

左ハンドル車で注意しなければいけない走行シーンはおもに以下の3つでしょう。

ひとつめは右折シーンです。左ハンドルで注意すべき最大のシーンとも言えるでしょう。左ハンドル車で右折する際には、当然対向車や歩行者の確認がしにくくなるので、やや身を乗り出し気味にして、右ハンドル車よりもずっと注意深く確認するほかありません。

左ハンドル車の場合の右折時は、右ハンドル車より進行方向が見えにくくなる。対向車や歩行者の確認をさらに注意深く行うことが必要だ

 

ただし、都内の交通量の多い大きな交差点ならば、右折の矢印信号、もしくは時差式になっているところがほとんどなので、不便や危険があるというは少ないかもしれません。むしろ、小さな交差点などで油断しないようにしたいものです。

ふたつ目は高速道路やバイパスのような道での本線合流です。これも基本的には左から右への合流ですから、右ハンドルならミラーだけの確認でもほぼOKですが、左ハンドルではミラーだけの確認では死角が大きくなりすぎ、危険です。必ず首を振って後続車がいないのを確認して合流したいところです。

高速走行時は首都高などを除き、左からの合流である場合がほとんど。必ず目視で後続車の存在を慎重に確認してから合流するように

 

最後の3つ目は駐車場の発券機と機械での支払い時です。左側に発券機や支払機がなければおとなしくクルマから降りるしかありません。マジックハンドを使うという手もありますが、万能ではありません。ただし、高速道路に関していうと、ETCが普及してくれたおかげで料金所で困るということはほとんどなくなりました。

左ハンドル車で意外に注意が必要なのは、同乗者がいる際です。停車したとき不用意にドアを開けてしまうと、後続車と接触する恐れがあります。ドライバーが後続車の確認を促すことが必要ですね。

これらの左ハンドル車のポイントを抑えれば、さほど怖がらずとも左ハンドル車は楽しめます。安い中古車で練習してみるのも手です。ぜひこの機会に左ハンドル車にチャレンジしてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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