未来のWRX STIにみるスバルの“ブレない軸”「走る楽しさは捨てない」【東京モーターショー2017】

未来のWRX STIにみるスバルの“ブレない軸”「走る楽しさは捨てない」【東京モーターショー2017】

 

「最高の安全性能を実現しつつ、走りを始めとする、車の様々な楽しさを追求し続ける」。スバルの吉永泰之社長は、次期WRX STIのひな形となるヴィジブ パフォーマンス コンセプトを前に、東京モーターショー会場で、その“想い”を語った。いっぽう、同会場では現行WRX STIの究極の形であるS208も初めて公開された。“未来と今”のWRX STIを対比させると、そこには、他メーカーにはない、ブレないスバルらしさがはっきりと見えた。

文/写真:BoosterpackdepotWeb編集部

 

 


 

次期WRX STI「ヴィジブ」は進化版アイサイト搭載

 

ヴィジブ パフォーマンス コンセプト。ボンネットにはターボエンジンの証であるエアインテークも

吉永社長自らが「次世代スポーツセダンとして走りの楽しさを形にした」と力強く語るように、東京モーターショー2017で世界初公開された「ヴィジブ パフォーマンス コンセプト」は、次期WRX STIを示唆するモデルだ。

今のWRX STI同様、水平対向エンジンと4WDという軸は変えず、現行型インプレッサで初めて全面採用された「ダイナミック×ソリッド」デザインを取り入れた。

公表されたサイズは、全長4630mm×全幅1950mm×全高1430mmという値。今のWRX STIと比べると全長は少し長く、そしてかなり「ワイド&ロー」なサイズ感で、実車を目の前にすると、より一層スポーツセダンらしく迫力を感じる。

スバルは、現行インプレッサから車の骨格となるプラットフォームも一新し、「見た目も中身も」新世代へと突入しているが、WRX STIも次期型は新世代へ移行する節目のモデル。

従来の“らしさ”を大切にしつつ、「性能を向上させたアイサイトを組み合わせるなど、2020年に実現が見込まれる高度運転支援技術を採用する」(吉永社長)というように、今までのWRX STIにはなかった運転支援技術も取り入れるモデルとなりそうだ。

“今の”WRX STIを極めたS208は限定400台で発売


そして、スバルブースでは“今のWRX STI”を極めたモデルの実車も初公開された。S208だ。スバルの高性能モデルを担うSTIは、WRX STIをエンジンから足回りに至るまで、より一層強化したSシリーズを限定台数で発売してきた。

その最新モデルとなるS208のエンジン最高出力は329psで歴代最高値。限界まで進化させた前モデルS207より、さらに1馬力アップ(最大トルクは変わらず)し、カーボンルーフ採用で、さらなる低重心化も実現した。

この「1馬力アップ」が象徴するように、「ここまでやるか!?」というほど、走る楽しさを追求する姿勢こそ、スバルらしさの源泉なのだ。

今回のS208は、限定450台での発売。価格はグレードにより626万4000円〜710万6400円となるが、S207がそうであったように即日完売は必至。

それは、究極のスバルを求めるファンが多いことの証左でもある。

S208。10月26日〜11月12日まで販売店での商談エントリー受付を行い、応募多数の場合、商談可能者は抽選で決定

BRZ STIスポーツや新型SUV「アセント」も公開


スバルは、この他にもBRZの最高性能モデルとなるSTIスポーツの設定も発表。また、会場で展示された新型の3列シートSUV「アセント」について「北米で11月に発売する」(吉永社長)ことも併せて発表された。

BRZ STIスポーツ。100台限定生産で抽選にて販売をおこなう予定

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今、世間では自動運転を、あたかも「いかなる時も運転手要らずで、機械が勝手に走るモノ」であるかのように伝える。

そうではなく、「安心・安全は、より多くの人々が、車本来の走る楽しさを味わうためのもの」というのが、スバルの考え方。

絶対的な安心感に包まれた、自由に移動する楽しさを提供する。——航空機メーカーという原点があるからこそ、安全と走る楽しさの両立は、今後もブレないスバルの軸なのだ。

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