マイナー車に光を当てよう! 日陰ながらも売れてるOEM車5選

 

いわゆる「車好き」であってもチューニング方面だとか痛車方面だとか輸入車方面だとか走行性能方面だとか、いろいろと方向性があって、ただ「街で走っている車の車名くらいは一通りわかる」というのは基礎教養のようなもので、そりゃあ車好きなら全部わかるだろう、当然だろう、と皆さんお考えだと思うんですね。ただこれがしかし、OEM車両などだとかなり話が複雑になりまして、話題になることが少ないこともあって、「あれ? この車、中身(OEM元)はなんだっけ?」なんてこともあるのではないでしょうか。無駄に正直に言いますと、本企画担当編集も当記事登場車種の半分くらいわかりませんでした。作り手の皆さん、愛車としてお乗りの皆さん、本当にすみません。恥を忍んでご紹介いたします。みんないい車です。はい。
文:BoosterpackdepotWeb編集部

 

 


 

■スバル シフォン 2016年12月登場

本企画が生まれる企画となった車です。OEM元はダイハツのタント。2017年7月の月販台数でシフォンは562台とそれなりに売れており(タントは1万1710台)、街で見かけるタントのうち20台に1台くらいは実はシフォンだったんだな、と驚いております。スバル側としてもを作っており、きっちり売っていく考えのようで、すみません勉強不足でした。先代までのタントは「ダイハツのドル箱だからOEMには出さないのかな」と思っていたのですが(ヒンジドアのタントエグゼは「ルクラ」という車名でスバルにOEM供給していたが2015年5月に販売終了)、現行タント(2013年デビューは昨年12月)は出すことにしたのですね。なおタントカスタムもちゃんと「シフォンカスタム」として販売しております(当記事メイン画像がシフォンのカスタム)。

■トヨタ ピクシスメガ 2015年7月登場

トヨタで買える軽自動車(カローラ店とネッツ店扱い)で、ダイハツのウェイクがOEM元です。ピクシスシリーズはこのほかにも「ピクシスエポック(元はミライース)」、「ピクシストラック(元はハイゼット)」、「ピクシスバン(元はハイゼットバン)」「ピクシスジョイ(元はキャスト)」とラインアップしており、かなり充実していることを知りました。いや本当、勉強不足ですみません。ピクシスメガは7月の月販台数590台と、これもなかなか健闘中。2016年5月にウェイクで実施された一部改良ももちろん同時に変更され、衝突回避支援システム「スマートアシスト」だって装着されております。なおピクシスシリーズは、軽自動車比率の高い一部地域(青森県や沖縄県など)ではトヨタ店、トヨペット店を含む全4系列での販売となっているそうです。

■日産 NV100クリッパーリオ 2015年2月登場

OEM元はスズキのエブリイワゴン。「NV100クリッパー」が商用バンのエブリイで「NT100クリッパー」は軽トラックのキャリイのOEM。こちらは現行車として発売中。いっぽう「クリッパーリオ」はOEM供給元が三菱のタウンボックスで、2012年に販売終了。なるほど。覚えました。日産のようなフルラインアップメーカーに軽自動車のセミキャブオーバー型1BOXがあるのはありがたい話なはずで(世の中には「車といったら当然日産車しかない」と考える人がけっこういっぱいいる)、需要と共有がマッチしているんだろうなあという印象。月販台数は313台(7月)で、いやー立派ですよ。1日10台は日本のどこかでNV100クリッパーリオが売れているんですから。なお2016年からはオーテック製の福祉車両(車いす仕様)もラインアップされています。こういうところしっかりやるのは、尊敬されますよね。

■マツダ フレアワゴン 2013年3月登場

OEM元はスズキのスペーシアです。これは知ってました!(威張ることではない)むしろマツダのOEM軽自動車としては「スピアーノ(OEM元はラパン)」を登場させたかったのですが、2008年に販売終了しておりました。残念。

この車がやや混乱するのは、2012〜2013年に販売していた初代フレアワゴンは同じくスズキのパレットがベースであり、そのパレットがスペーシアに移行したことでベース車も変更。いっぽうそのパレットは日産にも「ルークス」という車名でOEMに出されていたけれど、日産は2014年から「デイズルークス」として三菱eKスペースのOEM供給を受けている……というややこしい事情があったりするからです。はい言い訳しました。すみません。なおマツダの「フレア」はワゴンR、「フレアクロスオーバー」はハスラーのOEM供給車となっています。

■三菱 デリカD:3 2011年11月発売

OEM元は日産のNV200バネット。デリカD:5はご存じ三菱のオリジナルで、デリカD:2はスズキ・ソリオをOEM供給されている。その中間ということで、D:3。エンブレムだけでなくグリルとバンパーも専用デザインになっているところが、これまでの4車と違うところ。商用モデル(デリカバン)も存在し、このデリカD:3がベース。キッチリ5ナンバー枠に入っており、三菱の3列シートミニバンで5ナンバーというとこのモデルだけ。FFのみ(4WDの設定なし)なのがちょっと悲しい。7月の月販台数は13台。ちゃんと売る気になればもっと売れる気がするのだけど……。

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