【燃費を気にしたきゃカタログ数値より荷物を下ろせ!!】 テストで実証 1人→7人乗車で燃費は約1割違う!!

 

「重さが増せば燃費は悪化する」。それはいったいどの程度の“悪化”なのか? “微々たる差”なら気にするほどでもないが、重量増によって目に見えて燃費に差が出るなら知っておいて損はなし。ラージミニバンによる乗車人数別の燃費結果からは、予想以上に重さが燃費に影響を与えている事実が判明した!!

文:永田恵一/写真:shutterstock.com、編集部
Boosterpackdepot2017年6月10日号

 

 


 

1人乗車と2人乗車での燃費は『大差なし』

テストはエスティマの2.4Lガソリン車を使い、土曜の夕方にBoosterpackdepotが音羽ニュルと呼んでいる編集部周辺の1周4.5kmのコースを3周周回し、乗車人数は1人、2人、7人でテスト。

気温18℃程度のなか、天候は曇りから雨、エアコンはオート25℃に設定した。テストごとの交通状況の変化は、都心の土曜日の夕方ということで車は少なく、比較的安定した交通状況下でテストできた。

ラージサイズミニバンのエスティマによる燃費テスト。乗員1人と2人、7人でどこから燃費に目に見える差が生じるのか!?

まず基準となる1人乗りの燃費は7.6km/Lと、ストップ&ゴーやキツイ上り坂もあるなかを、アイドリングストップのないラージミニバンで走ったわりには意外によかった。プラス62kgとなった2人乗りも1人乗りとほぼ同じ結果だった。

プラス6人、約500kgで目に見えるほど燃費悪化

本番となる7人乗りは全員でザッと460.5kg強という荷重。乗った印象はこれだけ重いと発進時に「何か引っ張られているような」的な重さを感じるかと予想していた。

ところが、その予想は外れた。エスティマはアクセルペダルとエンジンの出力調整を行うスロットルバルブがワイヤーで機械的につながっているのではなく、今や常識となっている電気信号でつながっている電子スロットルを採用している。

どうやらそのセッティングが、アクセルの踏み込み量に対しスロットルバルブが大きめに開くようになっているようで、意外にも7人乗りでも重さやアクセル開度が大幅に増えている印象は感じられなかった。

ただ、当たり前だがブレーキの効きやコーナーでの軽快さはガタ落ちした。

真夏のこの時期にはあまりにもむさ苦しすぎる中年男性7人(平均体重約65kg)がエスティマにフル乗車。重さと燃費の相関関係を計るにはうってつけのメンバーだ(注:可愛くて華奢な女性ではテストの効果が薄れるためどうかご容赦下さい)

注目の燃費は1人乗りの約10%落ちとなる6.8km/Lと、やはりそれなりに低下したが、人によっては「それほどでもない」と感じるかもしれない。

ただ、テストは7人乗りから乗員を減らす方向で行い、1人乗りの時に雨が一番ひどく、雨による走行抵抗で燃費が低下していることも考えられるので、同じ気象条件であればもう少し差は広がった可能性もある。

いずれにしても車重が重いほど燃費が低下するのは間違いないので、燃費のために乗車人数を少なくするというのは本末転倒にせよ、トランクを家の納戸代わりにして、必要のない荷物を積むようなことは極力やめるべきだ。

車種:エスティマ、天候:くもり→雨 気温:18℃、エアコン:AUTO 25℃ テストコース:音羽ニュル(約4.5km)3周、走行距離:13.5km

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