XC40だけ見ないでくれ!! ガソリンSUV戦争勃発!! 気筒休止機構つきのCX-5はライバルに勝る!?

 ガソリン高騰でディーゼル車にも注目が集まっていたが、ここ最近はガソリンエンジンだって気筒休止などの技術でそこまで燃料代がかさむことも減りつつある。

 特にディーゼルを押し出してきたCX-5についてはガソリグレードがすごく地味な存在になっているのも事実。そこで2018年3月に気筒休止システムを搭載したガソリンのCX-5とライバルを対比。

 ガソリンSUVの実力をチェック!!

文:松田秀士/写真:平野学
Boosterpackdepot2018年7月10日号


■2500ccが1250ccにもなる!? CX-5の気筒休止はいいぞ

 燃料急騰の昨今、クリーンディーゼルエンジンが注目されるが、ガソリンエンジンのよさを再確認したくて、いま旬の国産&輸入SUV3台で河口湖への往復のドライブを行ってみた。

 CX-5は2.5Lエンジンに新たに気筒休止システムを採用して、今年3月に発売。この気筒休止システムをおさらいすると、高速道路などでの低負荷での走行で4気筒から2気筒に休止させる。

 2.5Lの排気量が1.25Lと半分になるワケで、よりアクセルを踏み込むことになる。これによってポンピングロスというスロットルバルブ周りの抵抗が減少し、燃費が向上するのだ。

 実際にはフライバイワイヤの電子制御スロットルで行っているので、ドライバーのアクセル踏み込み量はほとんど変化しない。ただ、2気筒になると振動が出てしまうはず。

ディーゼルのイメージが強いCX-5だがガソリンもグッド
ディーゼルのイメージが強いCX-5だがガソリンもグッド

 一般的にはフライホイールを大型化して対処するのだが、それではレスポンスが悪化してしまう。そこで新型エンジンはトルコン部に遠心振り子ダンパーを使い、振動を抑制しているのがミソ。

 実際、今回のドライブ中、気筒の切り替えにはほとんど気づかされなかった。

 ただし、2.5L、4気筒時の加速感は、これはもう気持ちいい! のひと言。やっぱり、それなりに排気量があることのメリットはドライビングの余裕に繋がる。

 今回は峠道もしっかり走ったので、パワー&トルクの余裕とディーゼルやターボエンジンにはない自然吸気エンジンのレスポンスとピックアップを堪能。

■ライバルXC40とエクリプスクロスと比較してどうだ!?

 しかし、ボルボXC40のターボパワーもやはりいい! CX-5よりトルクで10kgm以上のアドバンテージがあるのでグイグイと加速させる。

 アクセルを踏み過ぎないように右足にセーブをかけないと、いわゆるターボエンジンの自動的な加速がある。その点ではエクリプスクロスGの1.5Lターボエンジンは、ターボなのにレスポンスが自然吸気のようで扱いやすい。

 最大トルクの発生回転も2000rpmからと低いので1.5Lの排気量を感じさせないが、アクセルレスポンスがECOモードではCVTゆえにダルなので、高速では問題なかったが峠では切って走ったほうが気持ちいい。

エクリプスクロスはECOモードでのアクセルレスポンスに難点ありと松田氏
エクリプスクロスはECOモードでのアクセルレスポンスに難点ありと松田氏

 ただ、この2車にないのは高回転域でのキレのよさ。CX-5の2.5Lエンジンは最大出力発生回転数が2車より500rpm高い6000rpm。

 スペック上では感じられないエンドレスな回転フィールとエキゾーストノートの高揚感が魅力だ。ハンドリングはXC40のステアリングが軽く、市街地では女性も気持ちよくドライブできるはず。

太鼓判の嵐のXC40。バランスのとれた1台だ
太鼓判の嵐のXC40。バランスのとれた1台だ

 ただし峠では軽すぎるきらいもあるのだが、走り自体の軽快感はある。XC40のインテリアは北欧風でとてもよくできており、センスもバツグン。エアコンの送風口が縦長なのも実用的だ。

 長距離ドライブで重要なのは室内静粛性。個人的なランキングを表示するとCX-5→XC40→エクリプスクロスの順だ。

 もうひとつ高速走行で重要なのがACC(アダプティブクルーズコントロール)とLKA(レーンキーピングアシスト)。エクリプスクロスにはLKAはなく、車線を逸脱しそうになった時にアラートなどで警告する。

 XC40とCX-5にはACCもLKAも装備されているが、使用中にブレーキを踏むとXC40ではACC&LKAの両方ともキャンセルされるが、CX-5ではACCとLKAは独立しているのでACCのみがキャンセルされる。

 個人的にはこちらのほうが安心だと感じた。また、CX-5にはLKAの制御の強弱も変更できるのが嬉しい。

 今回、3車にじっくり乗って感じたのは、改めてガソリンエンジンの滑らかさと排気音をきちんと効かせながらの静粛性だった。

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