2018年冬〜2020年に続々新型投入!! 三菱・ホンダ・ダイハツ新車の噂を追え!

 9月を迎えて今年も残すところ3分の1となった。なんだか気もそぞろ、という方もいるかもしれない。平成最後の秋、冬ですしね。

 Boosterpackdepotではもちろん、これから先の自動車メーカーの展望・動向について、ぬかりない取材を続けている。

 ここでは、そんな取材ソースのなかから、まことしやかに噂される各メーカーの「次の一手」そして「次の一台」についてお届けしよう。今回は三菱・ホンダ・ダイハツを取り上げる。

※本記事は2018年2月のものです
文・写真:Boosterpackdepot編集部
初出:『Boosterpackdepot』2018年3月26日号


■三菱編

2020年までの2年半、三菱は“打って出る”

 2017年10月に発表された、販売台数や営業利益増加に向けた中期経営計画「DRIVE FOR GROWTH」は非常に興味深いもので、三菱の攻めの姿勢を感じるには充分な中身。

 その3つの柱は下にあるが、三菱が大切にする「4駆性能と電動化」が根底にあるゆえ、SUVモデル中心の新車攻勢になるもよう。

 なかでも目を引くのが②の「3年間で6車種の新規モデル、またはFNCの実施」。スクープ班予測では、今年2018年がエクリプスクロスとデリカD:5、2019年がパジェロとeKシリーズ(ガソリン)、2020年がRVRとeKシリーズ(EV)。加えてタイミング的にアウトランダーのFMCの可能性もある。ここでは3モデルを取りあげよう。

■三菱「中期経営計画〜DRIVE FOR GROWTH〜」。3つのポイント

①「研究開発費を50%増にして、3年間で6000億円以上の投資をする」
②「エクリプスクロスを含め、3年間で6車種の新規モデルまたは現行車のフルモデルチェンジ(FMC)を実施。毎年2車種を投入する」
③「2020年以降、軽EVを含め、主力モデルに電動化パワートレーンを用意する」

【三菱の気になるウワサ①】 世界が待った次期パジェロ、来年登場。

■旗艦SUVにはe-EVOLUTION CONCEPTの技術が存分に活かされる

三菱が長年培ってきた4輪制御とEV制御技術の融合を見せる時がきた

 来年の誕生に向け、ファン待望の次期パジェロは動き出している。日産とタッグを組んだ強みが誕生の可能性を大きくしているといっていいし、三菱にとって大きな財産だけに、次期パジェロの開発・誕生は士気を上げるには充分すぎる材料。三菱社内でもパジェロでのダカールラリー参戦復活を待望する声が強いという。

 スタイルは三菱の“顔”、ダイナミックシールドをまといつつも、旗艦SUVらしい骨太さは失わないもので、リアデザインのスクエアさがポイントになっている。

 そして次期パジェロの目玉はパワートレーンと走行性能といえる。本誌スクープ班がつかんだところによると、去年の東京モーターショーで出品したe-EVOLUTION CONCEPTの考え方に合わせた最新技術が存分に注入されるという。

e-EVOLUTION CONCEPTの機動力も存分に活かす

 三菱が培った4輪制御とEV制御技術の融合をテーマにしたコンセプトモデルで、フロントに1機のモーター、リアに新開発の「デュアルモーターAYC」で構成するトリプルモーター方式の4WDシステムを採用したパワートレーン。

 4輪の駆動力や制動力を高応答・高精度で制御し、旋回性能とトラクション性能を大幅に向上させる部分などはいかにも三菱といった高い技術力だ。EVやPHEV想定のシステムゆえ、次期パジェロにはPHEVモデルがあることはほぼ間違いない。

旗艦モデルであるパジェロには三菱の技術の粋を結集するのがふさわしい。電動化にもディーゼルにも応える(写真はアウトランダーPHEV)

 そして三菱のもうひとつの切り札、クリーンディーゼル。当初、エクリプスクロス搭載として開発が進んでいただけに、その新型ディーゼル(2.2L)をチューニングして搭載することも充分に考えられる。

 次期パジェロにはニュースがいっぱいだ。

【三菱の気になるウワサ②】 次期RVRは日産ジュークと兄弟車に EVモデルで2020年にGO!

 パジェロ同様、三菱SUVのなかで次期型が待たれるクルマにRVRがある。

 かねて三菱は「パジェロ以外のSUV戦略は、大・中・小の3タイプモデル」と言っている。アウトランダー(大)、エクリプスクロス(中)とくれば、小はRVRで決定的だ。つまり、次期RVRは現行より小さくなりコンパクトSUVとして再出発する。

日本で売れ筋のコンパクトSUVで勝負に出る!

 さらに意外なことはタッグを組む日産の次期ジュークのプラットフォーム(ルノーキャプチャーなどと同じ“新Bプラ”)を共有するということ。というのも、三菱側が「三菱単独で開発・生産するモデルはエクリプスクロスが最後」と言っており、この筋書きでいけば発売間近のエクリプスクロスとキャラがかぶることはなく、SUVのなかで棲み分けができる。

 そして本誌では1.5Lターボ搭載と伝えてきたが、ここにきて“RVRはEVモデル”と新たな情報を入手。三菱初の登録車でのピュアEVとなる。2020年を待て!

【三菱の気になるウワサ③】 eKワゴン/eKスペース 2019〜2020年にガソリン&EV

 上で紹介した、三菱の中期経営計画には「2020年以降、軽EVを含め、主力モデルに電動化パワートレーンを用意する」とある。

 三菱が打ち出す電動化計画に軽自動車もしっかり含まれていることがわかるが、現行の軽EVといえばi-MiEV。しかし、三菱がプランに入れている2020年の軽EVはeKシリーズということが明らかになった。

 日産との合弁会社NMKVにより現行のeKシリーズ、日産のデイズシリーズは2013年に生まれたが、次期モデル誕生のタイミング的にも合致する。なにより、NMKVによるモデルなら高い生産効率性が生まれるのでメリットは大きい。

 かくして日産&三菱に新しい軽EVが誕生することになるわけだが、流れとしてはその1年前の2019年に魅力溢れるガソリンモデルが誕生。市場活性化したところで軽EVの出番となる。2019〜2020年の三菱戦略は濃い。

デザインは確定していないが、丸みを持たせた左のようなスタイル

あるいはシャープさ漂う上のeKカスタム・アクティブギアのような方向性も考えられる

■ホンダ編

 N-BOXのバカ売れがあるものの、ステップワゴンやオデッセイの販売が思ったほど伸びず、登録車は元気がイマイチ。今年夏にCR-Vが投入されるが、さらなるテコ入れが欲しいところ。

 ホンダには海外で販売されるSUVがいくつかあるが、ヴェゼルより小さなWR-Vは魅力的。デザインは悪くないから200万円前後で出せるなら勝機はありそう。CR-V、ヴェゼル、WR-Vのラインアップは他社の脅威になるはず。

【ホンダの気になるウワサ①】 クラリティに続くEVシリーズは期待できるか?

 ホンダは2019年に欧州で専用プラットフォームを持つEVの発売を目指すが、それは2020年に日本でも発売されることになる。

7月に国内での発売がスタートしたばかりの国産3番目のプラグインハイブリッド車 クラリティ

 東京モーターショーでも出展されたアーバンEVコンセプトをベースに初代シビックのような高い利便性と扱いやすさを持つモデルを目指すというが、北米で発売中のクラリティ・エレクトリック(EV)は25.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し最大出力161hpと強力だが、航続距離はわずかに130kmほどと期待はずれ。

 EV専用モデルはフィットよりも小さいため、大きなバッテリーは搭載できないはず。
スポーツEVコンセプトも発表されているが、割り切りが必要になるのかもしれない。

デザイン的にはSシリーズか!?と目を見張るスポーツEVコンセプト 

アーバンEVコンセプトをベースにEV専用モデルが2020年日本発売

【ホンダの気になるウワサ②】 大人気ヴェゼルよりも小さいWR-V、BR-Vの投入はないのか?

 ホンダは新興国に魅力的なSUVを持っている。タイなど東南アジアには7人乗りのBR-V、インドやブラジルには5人乗りのWR-Vが発売され人気となっている。

WR-V。リアスタイルも個性的で目立つ。コックピットはフィットにも似ている

 このうちBR-Vは全長4450mmほどの7人乗りなので、日本で実用的かといえばNO。対するWR-Vは全長4000mmとほぼフィットと同じ大きさで、ヴェゼルよりも小さいため取り回しやすく、後席も快適だ。

 スズキのクロスビーの人気が続けば200万円前後で日本発売もありそうだ。

BR-V

【ホンダの気になるウワサ③】 1Lターボ搭載車は次期フィットかも?

 日本ではまだ搭載モデルのない直列3気筒VTECターボだが、欧州のシビックにはすでに搭載されていて好評を博している。

 下にあるように6MTに組み合わされ、最高出力129ps、最大トルク20.5kgm(CVTは18.4kgm)という強烈なスペックを誇る。ちなみに6MTモデルの最高速度は203km/h、0〜100km/h加速は10.9秒というから速い!

1Lターボは129㎰を発生する

 スポーツエンジンと呼びたいこのVTECは、2019年フルモデルチェンジする次期フィットのRSモデルに搭載が有力。当然ヴェゼルRSにも展開されるハズ。

アーバンEVコンセプトをベースにEV専用モデルが2020年日本発売

■ダイハツ編

 2018年の国内新車販売計画として、2017年販売実績を下回る台数を公表したダイハツだが、今年は「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を本格投入する準備期間として考えているようだ。今冬からは、一気に攻勢に転じる。

【ダイハツの気になるウワサ①】 今冬ムーヴがフルモデルチェンジDNGA採用で走りが変わる

 軽トールワゴンに再び勢いを取り戻すべく、今年12月に「ムーヴ」がフルモデルチェンジされる予定だ。

 最量販モデル「タント」が、「DNGA」の採用車第一弾として今年11月にフルモデルチェンジする予定だが、ムーヴにも「新型タント」が採用する新技術を水平展開する形となる。

 注目は新プラットフォームによる走りの質感向上と、先進安全装備「スマートアシストⅢ」の進化だ。「スマアシⅢ」ではステレオカメラ式を採用したダイハツだが、ライバル・スズキがミリ波レーダー+単眼カメラ方式を採用したことで性能が向上、その分野で後れを取っている。

「新型スマアシ」は、センサーの組み合わせを変更し、自動ブレーキの作動速度を軽自動車最速に引き上げる意欲作として現在開発が進められている。

(上)現在、タントとムーヴに採用されているKF型エンジン(660㏄)は、実燃費を大幅に向上させてくる/(下)「新型スマアシ」は、ミリ波レーダー+単眼カメラが有力だ

【ダイハツの気になるウワサ②】 GRMNモデル登場に合わせコペンがマイナーチェンジ!

 本誌2018年1月10日号で、トヨタが新たなGRブランド専用のFFスポーツを「コペン」ベースで開発中で、2019年の投入を予定しているとの情報をお伝えした。

 今回その特別モデル投入と時期を合わせて、今年6月で登場から5年が経過するコペンもマイナーチェンジを実施するとの情報を入手した。

こちらは、GRブランド専用FFスポーツの予想CGだ

 ローブ、セロ、エクスプレイと3種類の顔を持つコペンとあって、エクステリアの変更は小規模に留まりそうだが、基本骨格「D-フレーム」の剛性向上や、660cc直3ターボエンジンと5速MTなど、ドライブトレーンの改良がメインとなるとのことだ。

【ダイハツの気になるウワサ③】 東南アジア発6人乗りミニバンが上陸!?

 東京モーターショーでジャパンプレミアされた、インドネシア向けの6人乗りミニバン「DNマルチシックス」を、日本にも投入することを検討しているようだ。

 スズキがバレーノなどを逆輸入しているのと同じ流れで、「DNGA」を採用する同車を、日本向けに仕様変更し、空白となっている中型車クラスに導入する考えだ。

3列目シートをよく使うインドネシア向けとあって、3列目の居住性確保に抜かりはない

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