運転中に雪で「立ち往生」になったときの絶対注意点と5つのステップ

 1月22日(月)には首都圏にも大雪を降らせた今年の厳冬。1月11日には日本海側で大雪となり、新潟県三条市のJR信越線では列車が立ち往生する事態が発生。乗客約430名は10時間以上を電車内ですごすことになりました。
 いっぽうこの日、北陸自動車道の金沢森本IC〜小矢部IC間でも大雪により約3キロ、最大時約400台が立ち往生する事態が発生しています(通行止めとなり、停車中のドライバーには水や食糧が配られた)。
 聞けば今週(1月29日〜2月2日)、ふたたび首都圏で降雪の可能性があるとか。
 万が一の時のために、「もし雪で車内に閉じ込められたら、やるべきこと」を書いておきます。
文:BoosterpackdepotWeb編集部 写真:shutterstock.com


■クルマの「立ち往生」は、自車以外の原因でも発生する!

 自動車を運転中、降雪と積雪により身動きがとれなくなるケースは、毎年のように発生している。近いところでは2014年の長野県軽井沢町国道18号線、2015年の山梨県甲府市での中央道、2017年にも鳥取県智頭町の国道53号線などなど。

 先頃の1月22日の大雪でも、都内では立ち往生で動けなくなり乗り捨てられた車が多数発生した。

 東京都内の、それもまだ早い時間であれば、公共交通機関に乗り換えて帰宅することも可能だが、これがもし地方だったらどうなるか。クルマの中で一晩すごさざるを得ない事態に陥る可能性もある。

「不要不急の外出は控えましょう」というのは確かに正論だが、それでも外出しなければいけないケースはあるし、いきなりの降雪に見舞われることもある。

 なんといっても降雪時の「立ち往生」は、自車一台が万全の態勢を整えていても、巻き込まれて発生するケースが多々ある。狭い坂道の途中で前車と後車が止まってしまったら、自分のクルマだけが動けても脱出はできない。

 また、クルマは動いても地吹雪にともなう「ホワイトアウト」(地表に積もった雪が強風で舞い上がり、視界が極端に悪化する状態のこと。数十センチ先も見えなくなる)が発生することだってある。

 そうなったら動くのはかえって危険で、その場に留まったほうがいい。

■一酸化炭素中毒の危険にご注意を!

 では自車が「立ち往生」状態になった場合、どうすればいいか。まずは基本的な対応として、以下の行動をお薦めしたい。

 

(1)ハザードランプを点灯させ、路肩に駐車する

(2)直ちに道路緊急ダイヤル(#9910)かJAFへの救援(#8139)、もしくは状況によって警察や消防へ連絡する

 

 連絡したら、冷静に自車の状況を説明して救援を待ちましょう。

 また、状況によっては車内で長時間待機することもあるし、場合によってはその場で夜を明かして朝を待たなくてはならないケースもあるだろう。

 その場合は以下の手順を確認し、実行すること(吹雪の中で停車していると、数十分でクルマは雪に覆われる)。

 

(3)風下側のドアが開くことを定期的に確認する

(4)マフラーが雪で覆われていないか確認する(排気口が雪で塞がれると、排気ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒の危険が高まるので注意。覆われていたらマフラー付近だけでも除雪する)

(5)それでもクルマが雪に覆われたら窓を少し開けてエンジンは切る

 

(4)の、一酸化炭素中毒対策は特に注意してほしいポイント。外気温が低い状態では触媒が機能しづらく、排ガスに含まれる一酸化炭素は増加する。また一酸化炭素は無臭のため、車内に入ってきても気づきづらく、非常に危険。

 JAFの実験によると、ボンネットまで雪に埋まった状態でエンジンをかけ、エアコンを外気導入にしておくと、およそ10分でCO濃度は400ppmに上昇、その後6分で1000ppmに達したそう。

 この数値は身体への影響が「3時間ほどで致死」という非常に危険な状態あるという(これは、エアコンを内気循環にしても、窓を少し開けておいても、「数時間で失神」というレベルになる程度)。

 だからこそ(5)の「エンジンは切る」が重要になってくる。

 意外なことかもしれないが、クルマが完全に雪に覆われてしまうと、その雪が風を防いでくれ、また外気との間に壁もできるため、車内の気温はそれほど低下しない(「かまくら」と同じ原理)。

 そうした状況に備えて、降雪、立ち往生の可能性がある運転時には、車内に毛布などを用意しておきたい。

 まだまだ寒い冬が続きます。

 万が一のために、知識や装備を調えて運転に臨みましょう。

【参考:JAF公式サイトより】

豪雪で身動きがとれなくなったときの対応は? 

雪で埋まった場合の一酸化炭素中毒の危険性とは? 

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